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中国税関総署のデータで、2~4月の炭化タングステンとタングステン粉末の日本向け輸出がゼロだったことが明らかになった。
この輸出停滞は、日中関係悪化を背景に中国政府が1月に開始した軍民両用品目の対日輸出規制強化の影響とみられる。
タングステンは自動車部品加工用切削工具の刃先などに使われる超硬合金の主要材料で、世界の鉱石生産量の約8割を中国が占める。
中国政府は米中貿易摩擦を受け昨年から輸出管理を強化しており、一部のタングステン関連品目を軍民両用品リストに加えて規制対象としている。
住友電気工業は12日、中国からのタングステン調達が完全に停止したと公表。同社は米国からの調達やリサイクルで必要量をおおむね賄えているとしている。